AX ZONE0467: WORK

2011年03月10日

「イメージ」を「カタチ」にするということ

私、抽象的な話や想像の世界での話がとても好きで、
同じ波長の人となら、それだけで丸1日以上、えんえんと話を続けることができると思う。

でも、何か「コト」にしようとする場合、
抽象論とか、自分にしかわからない『イメージ』、とか、さらに「イメージのディテール
なんかについて、拘泥していてもどうしようもないと思う。
あーでもこーでもない、をぐるぐる脳内で回転されても、結局「その人」以外には
わかるヨシもない。
わかるヨシもないんだから、イイも悪いも、正しいも正しくないもない。

そんな「あーでもこーでも論」なんかに時間を費やすのってバカバカしいと思っちゃう。
それも、かなり強く思います。
要するに具体的じゃないことには、話をススメようがない、ということ。
そんな話は進まないから、つまり誰にも「見えない」から、
なんだかんだで頓挫せざるを得なくなる。

考えたら、抽象論や妄想をピーチクパーチクやっているときだって、
お互いの脳内に「具体的な」イメージが見えているから、
存在しない(カタチのない)ものごとについて話しているのに、
はっきりした輪郭を共有している感覚になるんだよね。


ともかく、何かをする時には、あーのこーの言ったり考えたりより、
作ること
に時間をかけるべきだと思います。

で、結局イメージに拘っていたつもりでも、絵に描けないのなら、
エゴコロのなさなんかではなく、
実はそのカタチを見たくない、という心理なんじゃないかなと思ったりします。

だってイメージで遊んでいるうちは単なる妄想に過ぎないものが、
カタチにした瞬間、現実となるわけだから、
「意外とショボい」だったり、「勝ち目ないね」だったり
が、わかると思うのです。

でも、いずれにしたって「じゃあ、ショボくないようにするには?」を考えてブラッシュアップ
しなければいけないわけなので、現実とのご対面は早けりゃ早いほどいいンだと思います。

それも、できるだけコストと時間をかけず、「作る」ことが大事。
ブラッシュアップにこそ、かけるべきだと思うから。

大事だと思う仕事の場合は特に、
とっとと、作る。やってみる
ってのが大事で、
障害要素を黙らすには、結局モノを見せるしか道はないのです。
小難しい理屈ではありません。
・・・そもそも、小難しい理屈では、障害要素の心は動かないはず。

そんなわけなので、
自分でナニカを作ることが出来ない人は、日頃から、
作れる人と仲良くしておきましょう、ということ。
(でも、1人でナニも作れない・・・・なんてことはあり得ないと思うけどね)


こう書くと、なんだか、当たり前の話のようです。
てか、当たり前の話でした。

が、今日、特に、このようなことを強く実感した、
ちょっとしたイイ出来事があったので、
書いておきたくなりました。

要するに、必要なのは、
作ってみる勇気
だけと思うんです。






ラベル:仕事
posted by 0467 at 23:21| Comment(0) | WORK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月23日

デジタルディバイド的な問題

社内の情報共有には、口頭やメールにて内容を伝えるというよりも、
動画を撮って、それを見せたほうが遥かに有効なものも多い。

なんでわざわざ「社内の」って言うかっていうと、
昨今語られてるコミュニケーション系話のほとんどが、
対ユーザーって話に集中してる気がするから。

ネット系ベンチャーに代表されるような、社員がほとんど同世代とか、
積極的な情報取得を美徳とするか、少なくとも苦ではない人たちで構成された組織の場合、
情報共有はその方法というかインフラを整備すれば、
少なくとも、誰もがアクセス可能になるわけだが、
20代から80代までが一緒に働くような職場の場合、そうはいかない。

しかしながら20代から80代までが一緒に働くような職場だからこそ、
情報共有の効率化と合理化は必要なのであるわけで。



はて、どうしたものか?

posted by 0467 at 22:04| Comment(0) | WORK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月17日

グルーポンおせち問題は終息したのか?

こんな話題。

“おせち問題”でYouTubeに謝罪動画 米GrouponのCEO「クーポン発行数の妥当性、確認する」


今日、グルーポンの人と話す機会があった。
あの事件に関していろいろ思うところがあったけど、機を逃していたので、
いい機会なので、ちょっとアタマの整理しておきます。


グルーポン(とか、その他ソレ系のサービス)については、
あっという間に広がって、何がなんだか差別化要素もわからないうちに、
例のおせち問題がいきなりやって来たという印象。
あの件で世の中に一気に「グルーポン」というワードが浸透したんじゃないか?


グルーポンの仕組みじたいは、
通常仮に10,000円で提供しているメニューを、例えば50%オフとして、
1日限りグルーポンのサイトに掲出する。
基本的に1エリアにつき1社らしい。
ユーザーは、それを見てチケットをカードで購入し、店が決めた一定の期間内に予約するなどして来店(消費)する。
その際、出た利益(この場合単純に5,000円)をグルーポンと店で折半する。
掲出費は無料なので、成果報酬型の広告モデルというわけ。


私の疑問はベクトル別にたくさんあって、、、


1)そもそも、このテのサービスを売りに来る人(つまり営業)っていうのは、何の専門家なんだろう?
ということ。
(もっと言ってしまえば、このモデルに人的な「営業」って必要なのか?という疑問があるけれども)

何の専門家かというのは、
  • マーケティングの専門家なのか
  • ネット広告というかネット集客の専門家なのか
  • サイト制作というか「効く表現」ディテールの専門家なのか
  • 店舗運営の専門家なのか、だとすればどんな業種のか
  • ともかくも「セールス」の専門家なのか
  • ネットユーザーに満足を与えることの専門家なのか
とかとか・・・ってこと。
でも実は、そのどれでもないこともわかっていて、とにかくグルーポンという会社に属している人の話を聞く、
としか言いようがないことなのだろうとあらかじめ予測がついていたりする。

この心理状況のネガティブ感はけっこう大きい。
店舗というものはたぶんどこでも、無駄な時間をいかに削るかを課題として、
最低限の人間でカツカツに業務をこなしているはずなので、
悠長で具体性のない話につきあえるほど物理的に余裕はないのだ。

だったらいっそすべての説明をネット上に明記して、興味ある店舗が問い合わせて申し込むスタイルを徹底したらどうなんだろう?
もちろん、スタート間もないので人海戦術で営業しているのかもしれないが。


2)飲食ってグルーポンに向かないんじゃないか?
ということ。

グルーポン的なサービスに向いている業種とそうでないものがあると思っている。

けれど、どんな業種の専門家(とまでは言わないまでも、内情や課題を知っている人)でもなく、
「営業職の人」が店にやってきて、通り一遍の説明をする不毛。

向いている業種というのは、単純な話、
店に設置したインフラや人員を遊ばせておくより、少しでも動かしたほうが、たとえ薄くても利益になるケース。
美容院とか、エステとか、マッサージ、ジムなんかはそうだと思う。
これらのケースであれば、「初回50%オフ」とやっているのと変わりないわけで、
ユーザーは、そこの技術ないしサービスが気に入れば次回はプロパー料金でも再訪するかも知れない。
存在も知られていなかった店が、タッチポイントを増やす施策としてはアリで、
その後の「後追い」施策もDMだったり会員メールだったり、まあ、やりようはある。

でも、飲食ってそうは行くのか?


3)利益、出るのか?
ということ。

通常1万円のものを5,000円で提供し、さらにその半額が営業利益となるわけだから、
1人獲得して2,500円。
でも、そこには当然コストが発生する。
ざっくり言って食材原価、調理人員コスト、接客人員コストが発生。
逆に言うと、2,500円で利益を出そうとすれば、食材原価はいくらに抑えるべき?
営業の人は「どのお店さんも、だいたい原価率が30%ですから・・・」と言ったが、
彼は5,000円に対しての原価率30%で1,500円と言った。
店が2,500円の利益に対して30%で計算するなら750円。
しかし、店も利益を出したいなら原価率を下げるしかないだろうから、30%が担保されるとは限らない。
で、逆にそれを「通常なら1万円の料理です」と言って出すわけだ。

もしくは店が利益を度外視して、やる意味はどこにあるのか?
仮に掲出1日でバカスカ購入者が増えてしまい、やればやるほど、損益であると気づいた場合、
何らかの対策は打てるのか?
その対策の責任というか、処置はどこが行うのか?


4)それで、客は満足するのか?
ということ。

上記のように、店があくまで利益を出すことに固執した場合、
表記されている「通常価格」のものとは似ても似つかない料理が出来上がるわけで、
まあ仮に、そこに店の良心が傷まないとしても、痛むのはその店の「名前」なのではないか?
だって、当然お客は「通常1万円なんでしょ?」の心理で食べにくるわけで、
「2,500円だから仕方ない」とは思わない。
そこで当然、期待値と現実のギャップが発生するし、むしろそれが命取りとなるのではないか?
ネットで安い情報を探しているユーザーであれば、
その期待値とのギャップで得たウサを、どのように晴らすかぐらい知っている可能性が高く、
「大したことなかった」旨、グルメ情報サイトなどに書き散らす恐れが大アリだ。
で、そうなった場合、店は弁明のしようがない。
食べログなんて、ユーザーに一方的に書かれて完結するサイト。

仮にそこまでしないとしても、その客が正規価格を払ってまで再び来店する可能性は高いと言えるか?
普通に考えて、まずないわな。

逆にこんなケースはどうするのか?
その店に過去利用の経験があり、1万円で食べたことがある人がグルーポンチケットで来た場合。
これも好印象を残すとは思えない。



5)そもそも、利用客ってどんな人?
ということ。

「安い」から買ってみよう、と思うわけで、それ以上のモチベーションはあまり想像がつかない。
「通常価格での来店につながる」と言われたが、
通常価格で来店させるための方策は、
「10%オフなどのチケットをプレゼントしたり、DMを打ったりすること」
だそうで、あまり練られた答えとは言えなかったが、
「それ以外には、思いつかない」とのこと。




私があまりに「利益」についての質問をしたので、
「正直、(店が)利益を上げるということはあまり考えていなくて、
広告だというふうに思っている。無料ですから」
と最後のほうで言われたのだけど、
無料でも有料でも、広告は何らかの利益につなげるために打つわけで、
有料でもそれがきちんと利益としてリターンされるなら、いくらでも払います。

「知名度を上げる」を目的にするなら、他のやり方を考えたほうがいいし、
(そういう意味では知名度がいちばん上がったのは、例のおせちの会社なわけです)
認知度=ブランドではないわけです。

だいたい広告が何をゴールにするか、はここ数年来ずーーーっと深刻な課題でもあるのに、
その業界にいながら課題認識すら薄いようでは、職業ナメてんのかな、と思ったりもします。


・・・・まあ、改めてこう書いていくと、
例のおせちの件は起こるべくして起きたのかな、という気がしてくる。


で、まあ、飲食にアプローチするなら、飲食業に詳しい人間をせめて社内に置くべきで、
というか、
まあ、はっきり言えば、ネットとか広告業界の人はもっと実業をわかったほうがいいですよ、と言いたい。
利益を上げるって、そんなに浅いものじゃないという実感を、私は持っています。


まあ、
とはいえ、こういったサービスって、もっとどうにかしようがあるのだとすれば、
購入者に限り50%オフではなく、
むしろ○○%アップで、スペシャルサプライズ、みたいなほうが意外とアリなのかもしれないな、とか。
まあ、一応1人ブレストはしてみることにする。

posted by 0467 at 23:04| Comment(0) | WORK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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