AX ZONE0467

2011年12月29日

のし餅

うちの近所には「力餅家」というのがあって、
たぶん、おそらく、鎌倉唯一の「老舗」と名乗っていい店だと思う。
創業元禄元年とかそんな感じでしょう。

去年11月に坂ノ下に越してきて、お正月で唯一「しまった!」と思ったのが餅の件だった。
店には「お祝い餅受付」の張り紙があったのに、ボケッとしていて忘れたのだった。

子供の頃の我が家では、正月のお餅と言ったら「のし餅」と決まっていた。

そしてお正月のものはお飾りからお節のあれこれまで、ほとんどおじいちゃんが手配して、
のし餅も日本橋かどっかで調達して、それを夜、切るのだった。
それはけっこう、真剣な儀式であった。

私はたいていその様をじっと見ていた。

形はとにかく美しくないといけない。
はじっこはビシッと裁ち落とすこと。
それは細かく刻んで仏さまや荒神様なんかのお供え用になる。

去年、鎌倉に戻ってきて、初めてのお正月を、
「それ」をやらないでいたことを、私は相当後悔した。

だから今年はビシッとやってやった!
一人で、黙々と、やってやった。
上のほうからおじいちゃんのにこにこした視線を感じながら。
というか、今年の私のことは、おじいちゃんもとても喜んでいるだろう。
と、思う。
とにかく、おじいちゃん側からの因縁をとても強く感じることが多かった。
ここに住むことになったのも、そのひとつ。


今年はジャパンとしても、いろいろあった年だった。
ともあれ年が暮れようとしていて、新たなお正月を迎えられるということは幸せなことだと思う。
日本人だもん。日本にいたら日本人らしくお正月を祝わないでどうすんの?


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のし餅。2キロ。

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まず、ビシッとはじっこを裁つ。

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できた!

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力餅家の手提げ袋。
よく見ると、丸に三ツ柏の、おじいちゃんと同じ家紋。


ま、とにかく、美しく切れたよ!
ちょっとした感慨アリ。




posted by 0467 at 19:28| Comment(0) | ジャパン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月01日

白い味噌で雑煮をつくる


秋に姫路に行った折、おかきで有名な播磨屋の本店というとこに行きました。

こんな感じの素敵なところ。

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ここではおかきではなく、甘味やちょっとしたものが楽しめます。

そこで私はひらめいて、関西風のお雑煮を食べてみようと思ったのです。


それはこんな感じで出てきました。

ものごとなんでもプレゼンテーションだって思わされます。

DSC_0778

で、「甘いんやろ?・・・なあ、甘いんやろ?」とビビりながら口にした味噌はぜんぜん甘くなかった。
つまり白いけど、西京味噌ではなかったわけね。
それどころか、チョーーーー濃厚な出汁がぶわーーーーーーっと効いてて、
具は見た通りのシンプル。
これが、むっちゃイケとんねん!

と、いうわけで、帰ったらやってみよ!と思ったわけ。
両親に話したら、おさない家の来年の雑煮でやってみよっか、と。
ちなみに我が家では元旦は鶏ガラスープの雑煮、2日、3日は鰹出汁に切り替えます。
だから、来年の3日めは、コレを再現したろというわけ。

で、やってみた。

とにかく、出汁が決め手。
もう、出汁でしかない。出汁を食べるようなもんや!

1)これまでの私の通常量では考えられないほどのかつお節を投入して出汁をひく。
2)かつお節を取り除き、さらに、混合削り節を投入して、黄色くなるまでひき続ける。
3)フンドーキン無添加合わせ味噌投入
4)具は別な鍋で昆布で煮ておく。京人参、大根、蕪。青いもんは小松菜でよい
5)切り柚子を乗せて、原了郭の黒七味で、いただきまーす

これはうまい!!!!
思った通りにできました。


ちなみに、西京味噌でどうなるのか、ためしてみたくてやったけど、
これはあかんかった・・・・
投入過程であかん!と思ってフンドーキンを足したが、焼け石に水。
ちなみに食のプロの人たちに「今日、関西風のお雑煮練習すんの♪」て言ったら
みーんな「うまくねえよw!」って言ってた。
「醤油がいちばんだよ!」だってさw




posted by 0467 at 23:59| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月20日

太陽光で蓄電するバッグ

タムラさんからご紹介いただき速攻ゲットしました。

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バッグの表面についてるソーラーパネル。
裏側にはケーブルがついていて、それをつなげると充電できる。
これでアレやコレやのケーブル類を持ち歩かなくても済むようになる(・・・か?)
まあ、ダメでも別にいいの。
なんとイウか、遊びごころじゃん。


詳しいことはここ。
http://www.sinano.co.jp/o-range/online.html

イタリア人てのは、こういうもんを「デザイン」させるとさすがに上手い。


ところでタムラさん、
ここはどうやって外すんでしょうか?
力づくでやったらエラいことになりそうで、そっとしてありますが。
ねじるの?引っ張るの?
タグのカスが残ったまんま・・・w

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posted by 0467 at 23:25| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

コメ作りの現場を見て・・・

日々飛ぶように過ぎていき、この件は一刻も早く書こうと思っていたのに1ヶ月過ぎた。
そう、先月、私は兵庫県の船津町というところに友だちを訪ねて行ってきた。
このお友だちのおうちでは、お父さんがお米を作っている。
ちなみに収穫したコメは農協を通さず、お父さん自ら
「新米、できたで〜」と電話をかけまくって営業しているという微笑ましい光景。

私も農民のはしくれとして、コメ作りの現場を見るのはワクワクだった。
青々とした田んぼに、イネが黄金に光っている。
ちなみに私は、夢のトラクターには乗ることが出来なかった・・・・クスン




青田家の青田

農機具格納現場はこんな感じ。


DSC_0622



こうやってガシガシと精米されていく。
【コメ作り】精米機


そしてこういうことになる。
偽装ではなく、ホームセンターで売られているコメ袋は、いろんなのがある。


この表示の、どれでもないコメw

これには「は!」と思ったね。
つまり、こういうごくフツーの現場では、「ふくろ」のことなんか気にしないのだ。
これらの「ふくろ」はホームセンターで売られている。
産地の表記されてない袋も売られているが、それは表記された袋より割高なら、
袋として遣う限り、安けりゃ安いものを買うだろう。当たり前だ。

そして実際、ここで獲れたコメは、ここに見るどの「ブランド」にも属さない。

まあ、そういうことなんだ。
これだけはとっとと書いておきたかった。


この旅では、このほかにも、いぶし瓦工場を見に行くなど、
今や風前の灯となった日本の伝統のモノづくりの現場を見ることが出来た。

いろいろと、真剣に考えざるを得ないことはいっぱいあるわけだ。


posted by 0467 at 22:07| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月12日

10年前の911

あれから10年経ったのかという感慨が特にないのは、
この10年の間の自分にイロイロあったのと、
そもそもアレはいったいなんだったのか?
という問いに、かなりしれっとしたモノを抱いてしまったせいもあるだろう。

しかしながら、節目には違いないのであの時のことを思い出して書いておく。

当時、私はミラノにいて、夏の休暇を日本で過ごし、帰国したばかりだった。
日々が慌ただしくなる前の、ボケッとした1日だったと思う。
うららかな日ざしの午後だったように思うが、果たしてどうだったろう。

友達から電話がかかってきて、ものすごい勢いで「とにかくTVをつけて!」と言う。
あまりピンと来ないながらも言われた通りTVをつけて、ことの把握に努めようとした時、
2機目の飛行機が激突するのを見た。
が、今となってはLIVE映像であったかどうかわからない。
すでにCNNの字幕ではTerrorismという文字があったように思う。

飛散する窓ガラス、そしてパラパラと飛び降りる黒い人影。

誰が、何の目的でやったことなのか、まったく知りもしないながらも、
私の中で、
「人の国には原爆落としといて、ビルに飛行機につっこまれたぐらいで大騒ぎ。そしてこのあと戦争けー」
と思ったことを白状しておく。
そう、紛れもなく、それが最初に湧いて出てきた私の感想だった。
もちろん、その感想は、この事件で亡くなった方や英雄的な救助活動をされた方へは気持ちを向けていない。
それはまったく別な話だ。

ただ、あの光景をみて、瞬間的に私はそう思ったのだった。


当時私の親友のひとりはNYにいて、何度も電話したがつながらず、
何度も何度もかけ続けた。
日本での第一報の報道のされ方がどうだったのか知る由もないが、
両親に電話した時は時差ゆえか、なにやら寝ぼけたふうなことを言っていたような気がする。

その後イタリアとは思えないスピードで、あっという間に「テロ対策法」が整備され、
その一環として、EU圏外のすべての外国人滞在者の指紋押捺が義務化された。
「すべての人間がテロリストであり得るのに、EU圏内の人間は台帳に載せなくていいの?」
と移民局で私は取材の記者にぶちまけた。

そしてその時の映像が、今年になってTG5(メディアセット系のニュース)で流されたというオチが、
そういえば、あった。



posted by 0467 at 01:30| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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